数学者になるためのステップ

自分も数学者を目指しているので,Pardueでポスドクをしてる日本人数学者の先生が書いているブログアメリカ大学教員の日記: 数学者への道に,数学者になるためのロードマップが書かれていて参考になる.

まず,

第1ラウンド:大学(学部)を卒業する。


この段階では,アメリカ合衆国だと数学を専攻していなくてもよくて,大学院から本格的にやればよさそう,というのは京大の青谷先生の本やブログhttp://aoitani.net/aotani-KKyoto.htmlだったり,東大の河東先生How to go to U.S. graduate schools in mathematicsの話を読むとそうなのかなと思う.そういうところが柔軟でいいね.
自分は農学部で農業経済を勉強する学科にいた.ミクロ経済学とか森林計画とか生物の講義を受けて,ゼミでは開発経済学
の本を読んで卒論はゲーム理論を応用してなんか変なこと書いたなぁ.

第1ラウンドと第2ラウンドの間の休憩(?)時間:学部卒業から大学院に進学するまで。

何を迷ったか,自分は情報科学をやりに別の大学院に進学して言語処理の研究室に入った.
先輩にはYahooやGoogleMicrosoftだったり任天堂だったりと,就職先は華々しいところが多かったので,自分も
プログラミングを駆使して研究するぞーと思ったけど肌に合わず,修士をとって今いる大学院(数学専攻)に進学した.
昔から数学が好きだったので,最後のチャンスと思って受験したらどうにか合格できた.

第2ラウンド:大学院でPh.D(博士号)を修得する
第3ラウンド:ポスドク
第4ラウンド:Tenure Track のAssistant Professor
第5ラウンド:Associate Professor
第6ラウンド: Professor
第7ラウンド:さらにその上


というわけで,このロードマップによれば,いま自分は第2ラウンドの途中(2年目)にすぎないわけ.

まだまだ先は長いし,当面の悩みは金銭的なこと.
日本で修士課程を終えて,アメリカやカナダのPh.Dに入って学費免除に生活費まで貰えるならそちらのほうがいいんじゃないかと思えてきた.
モチベーションを保って進むのみだけどね.

今日は明日提出の課題で1つ詰まったとこがあったので院生室にてお勉強.なんとか終わってよかった.
あとはゼミの報告書を書き上げるのにテキストの問題をいくつか解くこと.