初めての暗号論ゼミに参加

今日から工学部のI先生の研究室主催のゼミに参加させて頂くことにした.内容は論文紹介と研究紹介が交互の日程で行われる.今日は論文紹介で,以下の論文をD1のYさんより紹介があった.

内容は,Generalized Feistel Networks(Feistel構造 - Wikipedia Feistel構造 - Wikipedia)と呼ばれる,暗号の実装方式の安全性の向上のために,これまで1ラウンドに各1回だけ使っていた関数および行列の掛け算を2回ずつやったら安全性が3割〜5割向上したという話.

初めて聞く話だったので専門用語がところどころわからず,途中何回も質問しながらの理解なので,上の理解もどこか間違いがあるかもしれない.だけど,100はわからなくても20くらいはわかったような気がする.
安全性の向上のためには途中の関数(s-box)で非0が入るものの数が多ければ多いほどよく,そのようになる関数の数の下限は命題で与えられていたので,それを用いて非0が入る関数の割合を出して評価していた.